安全準備 その1 沈からの回復

【ご注意!】


沈から回復できることは両刃の剣


「沈から回復できることは、漕げる人にとっては役立つが、漕げない人には凶器です。漕げない人は沈と回復を繰返し、体力消耗し、最後には、再乗艇もできなくなり、水に浸かったままになります。

 漕げない人は、なまじ、沈からの回復をトライせず、シングルスカルは畏れあるものだと真摯に思うことが、自分の為であり、他人の為でもあります!」

 最近、モーターボートで沈を救助した機会から、この結論に達しました。


2016.9.5




宮ヶ瀬湖沈体験

2016

準備風景



7/18宮ヶ瀬湖遊漕会終了後、今年の宮ヶ瀬湖沈体験教室の先生達が、それぞれの回復方法を実践された。

一部、素人が真似してはいけない曲芸的なシーンもあります。大事なのは艇を必要以上に傾けないで、乗り込むことです。さあ、これはどうしてできるのでしょうか?

沈体験に参加される方、シングルスカルに乗艇される方、黄シャツのKさんの回復動画をご参考にしてください。乗り込んだ後は、くるっと回転すれば、立たなくても、漕ぐ体勢に回復出来ます。


2016.07.18 海の日



デルタ艇を使っての貴重な沈体験を終わって

2016.8.8

シングルスカルを漕ぎ始めて約2年、1千キロ強を1Xで漕ぎました。漫漕派なので、沖での沈は残念ながらなし。昨年迄はコックピットの下も浮き袋のヤマハ艇。水切りが低く沈回復は容易。今年はデルタ艇。コックピット下はシェル一枚。その分、水切りが高く、ヤマハ艇より乗り込みが難しいと思ってました。やってみると予想通り。

デルタ艇を漕いでいると、この艇で沈回復できるかなとの不安がいつもありました。しかし、今年のデルタ艇を使っての沈体験でその不安が解消しました。

ありがとうございました。


沈からの回復方法


 去2014年宮ヶ瀬湖で沈体験で回復できなかった方がこれ見て、今2015年は回復できたと、嬉しい話を頂戴しました。

 私は去年、宮ヶ瀬湖での沈体験で回復を2回トライし、2回目に回復いたしました。その時の経験から沈回復のボイントを9コマ漫画に纏めました。


 沈からの回復はシングルスカルを漕ぐ上で必須科目だと思います。

 自動二輪の教習は倒れたバイクを起こすことができないと始まりません。自転車で倒れたら自分で起こしてまた乗り出すでしょう。シングルスカルもそうあるべきでしょう。


 海外のシングルスカル学校のビデオと経験を基に、9コマ漫画で沈からの回復方法を説明します。


 要点を9コマに集約しています。これをイメージしていただければ、泳ぐことが出来る人は大丈夫だと思います。


但し、オールのグリップを揃えるのは、この動画を真似しないでください。


 是非沈からの回復方法をマスターして、シングルスカルを自己完結した漕ぎを楽しみましょう。



 ポイントは、


  • 人はイルカの真似は出来ない。
  • 水中での腰の位置は浅くする。
  • ペンギンの様に水平に近い姿勢で艇に乗り込む



安全準備 その2



沈からの回復が出来ればシングルスカルは漕いで良いか?

No, 不十分!


本5/13土、シングルスカル監視の為の初単独モーターボート操縦。


今日は5シングルスカル艇、1艇のみ一葦会ベテラン本湖。

モーターボートは正面湖での監視が任務となった。


3艇は他クラブののメンバーが交代で漕ぐ。1艇は一葦会のノビスなメンバー。


沈は2回。いずれも他クラブのメンバー


最初のA さん、

正面湖3往復目の帰路、何故か沈。先週の沈体験の成果で自力回復。台船迄自力漕行。モーターボートは近くまで行ったが敢えて手助けせず。


続いて、Bさん

艇に馬乗り状態になったので、モーターボート迄4m、泳いで頂いた。その間、機関停止。シングルスカルは引っ掻き棒で手繰り寄せ、B さんにリガーを押さえてもらい、台船まで側付けで低速曳航。

スピード上げるとリガーに負荷が掛かるため。船台にBさんと艇を届ける。


Bさん聞くところによるとシングルスカル初めてとのこと。見ていてもリカバリーではなくローフェーズでバウサイドのオールが宙を切っていた。もしかしたら、クォドの経験も無いのかも知れない。


B さんの様な初心者の方には、いきなり艇を預けるではなく、先ずは教室の形でシングルスカルを教えてあげないと、たった百メートル漕いで沈で終わりとなるのは気の毒である。



沈から回復出来ても漕げなければ駄目、沈の繰返し!


初回の漕ぎ手に指導をする内容


・漕ぎ出す前に、左右のオールのグリップの高さを変えることにより、艇が左右に傾くことを体感してもらう。


・直線漕ぎで遠方に行く前に、左右のどちらか一方のオールを使っての旋回漕ぎを十分にしてもらう。


・その間も、漕がない方のオールのグリップ高さを変えることにより、体重が結構掛けられることを体感してもらう。


・左右の旋回運動で沈がなければ、両方のオールを使っての直線漕ぎに入ってもらう。


・直線漕ぎで大事なのは見張りである。進行方向の確認はローフェーズで行う様に指導する。


基本は大事


この指導、ボート始めて9日目にシングルスカルを漕がせて頂いた時の一葦会の故三原邦夫さんから受けた指導そのもの。お陰さまで私は沈なく2km を漕ぐことができました。